米Appleは12月17日 (現地時間)、iOS 12のアップデート「iOS 12.1.2」の提供を開始した。

リリースノートによると、iPhone XS/XS Max、iPhone XRのeSIMアクティベーションに関するバグを修正、トルコでモバイルデータ通信に影響する可能性のある問題に対処した。

また、リリースノートには記載されていないが、中国における特許侵害訴訟問題への対処が含まれている可能性がある。米Qualcommが特許を侵害されたとして中国で起こした訴訟において、中国の裁判所が「iPhone 6S」から「iPhone X」までのiPhoneの販売を差し止める判断を示したことが12月10日に明らかになった。特許侵害訴訟におけるAppleの主張に変わりはないが、iPhoneに関わる広い範囲のビジネスに影響が及ぶことから、問題となっている特許の論争に対処するアップデートを今週に提供する計画をAppleがReutersに語っていた。対処が含まれる場合、仮処分の撤回につながるかが今後の注目点になる。