チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは11月28日、SaaSアプリケーションを狙う高度なセキュリティ脅威に対抗するクラウドスイート「CloudGuard SaaS」の提供を開始したと発表した。

「CloudGuard SaaS」は、Office 365やGSuite、OneDriveなどのSaaSアプリケーションやクラウド型電子メール・サービスを保護し、標的型攻撃による機密データの窃取を防止する。

具体的には、添付ファイルを利用した攻撃、ファイル・ホスティング・サービスおよびコラボレーション・ツールへの不正なファイルのダウンロードを阻止し、高度な脅威エミュレーション技術と脅威除去技術により、ユーザーに届く前の段階でゼロデイの脅威をブロックし、無害化した安全なコンテンツのみを遅延なしで転送する。

また、不正なユーザによるログインを拒否して、SaaSアカウントの乗っ取りを防ぐことが可能で、この機能はアカウントがすでに侵害を受けている場合でも有効。複数ファクタ認証を一元化する新技術ID-Guardにより、不正なログインを検出し、なりすましによるアクセスを防止する。

そのほか、「CloudGuard SaaS」は、一般的な電子メール・サービスよりも多様なフィッシング攻撃に対応でき、高度なフィッシング攻撃、スピア・フィッシング攻撃、なりすましメールも検出可能なほか、電子メールに含まれる不正なコンテンツもブロックできるとしている。

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