ブラザー販売は9月4日、インクジェットプリンタ「PRIVIO(プリビオ)」シリーズの新製品として、外出先からの印刷が可能になるクラウド機能を強化したモデル4機種を発表した。9月中旬に発売する。価格はオープン。

  • ブラザーのプリンタ「PRIVIO」のクラウド強化モデル

DCP-J978N-B/W

「DCP-J978N-B/W」は、プリント / スキャナ / コピーを搭載するA4インクジェット複合機。ブラックとホワイトの2色を用意。店頭予想価格は23,760円前後(税込)。

  • DCP-J978N-W(ホワイト)

今回発表されたモデルは、ドライバーをインストールすることなく、外出先から印刷できるようにクラウド機能を強化。クラウド機能は2種類用意されており、「セキュア印刷」機能では印刷ファイルをインターネット経由でクラウドへ登録。パスワード認証を行い指定のプリンターから印刷する。「メール添付印刷」では、指定したプリンタあてにメール送信して、添付したファイルを印刷する。

  • DCP-J978N-B(ブラック)

スマートフォンアプリ「Brotherいつでもはがき・年賀状プリント」との連携機能は従来モデルから継承。年賀状のテンプレートを収録するほか、季節のあいさつや喪中はがき、ダイレクトメールのテンプレートなどを追加している。ペーパークラフトなどの無料ダウンロードコンテンツも用意される。

プリント解像度は6,000×1,200dpiで、4色独立インクカートリッジを採用。ランニングコストは、A4モノクロ約2.7円、A4カラー約8.4円に抑えられている。自動両面プリントと光学メディアへのレーベルプリントが可能で、印刷速度は約カラー10枚/分、モノクロ12枚/分。ファーストプリントスピードは約8.5秒に高速化し、従来モデルから約5秒短縮されている。

20枚の用紙をセットしておけるADFを装備し、給紙トレイには100枚の用紙をセット可能。手差しトレイも備える。スキャン機能の最大光学解像度は1,200×2,400dpiで、読み取り速度はA4片面カラー約4.4秒、モノクロ約4.3秒。

インタフェースはUSB 2.0、10BASE-T / 100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN。NFCにも対応する。本体サイズはW400×D341×H172mm、重量は8.6kg。対応OSはWindows 7(SP1) / 8 / 8.1 / 10、Mac OS 10.11.6以降。

DCP-J577N

「DCP-J577N」は、プリント / スキャナ / コピーを搭載するA4インクジェット複合機。店頭予想価格は17,820円前後(税込)。

  • DCP-J577N

ADF、有線LAN、NFCを省略したモデルで、レーベルプリント機能も非搭載。印刷速度は約カラー6枚/分、モノクロ12枚/分。本体サイズはW400×D341×H151mm、重量は7.1kg。そのほかの仕様は「DCP-J978N-B/W」とほぼ共通。

MFC-J898N

「MFC-J898N」は、プリント / スキャナ / コピー / ファックスを搭載するA4インクジェット複合機。店頭予想価格は29,160円前後(税込)。

本体サイズはW400×D341×H172mm、重量は8.6kg。ファックス機能の追加以外の仕様は「DCP-J978N-B/W」とほぼ共通。