トレンドマイクロは6日、AI技術を進化させたセキュリティソフトウェア「ウイルスバスター」新製品を発表した。ダウンロード版は同日から直販サイトで、パッケージ版は9月13日から量販店店頭などで販売開始する。ダウンロード版の価格は税込5,380円（1年版）から。
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ウイルスバスター最新版（のモック）と、トレンドマイクロ取締役副社長の大三川彰彦氏
「ウイルスバスター」には、ファイル実行前に、侵入経路やファイル形式、プログラムの書き方といった特徴を静的に解析する機械学習型スキャンと、ファイルの実行時に、通信先や実行されるプロセスなどのふるまいを動的に解析する機械学習型スキャンが備えられている。
2018年版では、新たにWindows向けの機能として、ファイル実行前の解析を強化した。ファイルのふるまいを予測するAI技術「ハイブリッドモデル」を搭載し、「ファイルの特徴」と「ふるまいの特徴」を組み合わせて解析することで、実行前に高い精度でファイル内の脅威を検出できるようになった。
また、ユーザーが決済に使うブラウザのプロセスを監視して、不正な決済ポップアップから保護する「決済保護ブラウザ」も搭載。これはネットバンキングなどの正規サイトにアクセスした際、偽の画面をポップアップして個人情報を得るサイバー攻撃への対策が目的で、クレジットカード情報などが不正に詐取される攻撃を防ぐ。
このほか、Android向け、Mac向けにも、Windows向けにすでに導入していた機械学習型スキャン機能を搭載。加えて、Android向けに、スマホやタブレットで、LINEやFacebookなどのアプリ内ブラウザ利用時に不正サイトへの接続をブロックする機能を強化した。
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ウイルスバスター最新版の特徴
「ウイルスバスター」2018年版の価格は以下の通り。2017年版から据え置きとなる。
| 製品名(ダウンロード版) | 販売価格(税込) |
|---|---|
| ウイルスバスター クラウド 1年版 | 5,380円 |
| ウイルスバスター クラウド 2年版 | 9,680円 |
| ウイルスバスター クラウド 3年版 | 12,780円 |
| ウイルスバスター クラウド ＋ デジタルライフサポート プレミアム 1年版 | 7,980円 |
| ウイルスバスター クラウド ＋ デジタルライフサポート プレミアム 2年版 | 13,800円 |
| ウイルスバスター クラウド ＋ デジタルライフサポート プレミアム 3年版 | 18,580円 |
| ウイルスバスター モバイル 1年版 | 3,065円 |
| ウイルスバスター モバイル 2年版 | 5,637円 |
| ウイルスバスター モバイル ＋ おまかせ！スマホお探しサポート1年版 | 4,093円 |
| ウイルスバスター モバイル ＋ おまかせ！スマホお探しサポート2年版 | 7,180円 |
