米Appleは8月30日 (現地時間)、9月12日にスペシャルイベントを開催することを発表した。会場は、昨年と同じ新キャンパス「Apple Park」内にある「Steve Jobs Theater」。現地時間の12日午前10時 (日本時間: 9月13日午前2時)に始まるキーノートは、ライブストリーミングで公開する。Appleが推奨している視聴環境は以下の通り。

  • iPhone/iPad/iPod touch: iOS 10以上のSafariブラウザ
  • Mac: macOS Sierra 10.12以上のSafariブラウザ
  • Windows PC: Windows 10のMicrosoft Edgeブラウザ

AirPlayを通じたApple TVへのストリーミングには、Apple TVソフトウェアまたはtvOSを最新版にアップデートした第2世代以降のApple TVが必要。また、他のプラットフォームからでも、最新版にアップデートしたChromeおよびFirefox (MSE、H.264、AAC対応が必要)を使ってアクセスできる可能性があるとしている。

報道関係者などに送付している招待状には、Apple Parkを想像させるブロンズ色のリングのイラストに「Gather round.」というメッセージが付けられている。9月のイベントで、Appleは毎年iPhoneの新製品を発表している。これまでの噂をまとめると、iPhoneはiPhone XのPlus版と呼べるようなより大型のOLED搭載の上位機種が追加される。普及帯向けは引き続きLCD搭載になり、カラーバリエーションが増えるという噂もある。なお、告知イラストがブロンズ色であることから、iPhone Xにゴールドやブロンズカラーが加わる可能性も指摘されている。

もう1つのiOSデバイスであるiPadは、iPhone XのようなホームボタンのないデザインのiPad Proの登場が予想されている。TrueDepthカメラを搭載し、Face IDによるアンロックをサポートする。

他には、ここ数年9月のイベントで新製品が登場しているApple Watchの刷新だ。同じデザインがすでに3世代続いており、新デザインとスクリーンの大型化が期待されている。また、今年前半には登場すると予想されていたワイヤレス充電マット「AirPower」も、多くのAppleウォッチャーが発表予想に加えている。

Macに関しては、現在1,000ドル未満の価格帯のノート型を担っているMacBook Airに代わる新機種、Mac miniの刷新、MacBookやiMacのアップデートなど、様々な噂が飛び交っている。ただ、昨年も年末に「iMac Pro」を発売したが、9月のイベントでは取り上げなかった。過去を振り返ると、iPhoneイベントとは別に、MacやiPadの新製品を発表するイベントを秋に開催していた時期もあった。