Sansanは3日、帝国データバンク(以下、TDB)との連携を強化し、法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」上で、名刺登録企業に関するTDBの国内最大級のデータベースを元にした、企業情報の閲覧が8月2日より可能になったことを発表した。

  • サービス提供画面。名刺交換相手企業のTDBに登録されている企業情報を確認できる

    サービス提供画面。名刺交換相手企業のTDBに登録されている企業情報を確認できる

Sansanは「名刺を企業の資産に変える」をコンセプトの法人向けクラウド名刺管理サービス。名刺をデジタル化することで、社内での管理・共有を可能にして会社の資産に変えることに貢献している。また、ビジネスデータベース「日経テレコン」の日経会社プロフィル・日経WHO’S WHOと連携し、名刺交換相手の異動・人事情報がわかるサービスを提供するなど、アナログの名刺では実現できなかった名刺の価値拡張を行っている。

今回の機能追加により、Sansanユーザーは、名刺交換相手の詳細な企業情報がSansan上でわかるようになる。企業情報データは国内の中小企業も含む、日本最大級のTDBのデータベースを元にしており、ユーザーの営業のチャンス拡大や、生産性向上にさらに貢献するとしている。

この新機能により、TDBが保有する企業情報(TDB企業コード、住所、業種、電話番号、最新期業績売上高、資本金、従業員数、創業年月、設立年月、決算年月、法人格、株式公開区分、代表者氏名、代表者役職)を、Sansan上で閲覧できるようになる。なお、閲覧対象は、Sansanに名刺を取り込んだ名刺交換先の企業に限られる。

なお、この機能は、Sansan契約中の企業なら追加料金なしで利用できる。SansanのWeb版から利用可能で、スマートフォンアプリへの対応は順次行うということだ。