富士ゼロックスは7月4日、閉域網(IP-VPN)サービス「Smart Cyber Security」の提供を開始すると発表した。

「Smart Cyber Security」は、通信事業者が提供する閉域のネットワークを利用することで一般のインターネットを経由しない。これにより、複数の拠点間における機密性の高いデータのやりとりもインターネット上の脅威にさらされないとともに、安定した回線速度を維持できる

オプションとなるが、Amazon Web ServiceやMicrosoft Azureといったクラウドサービスに対してもダイレクトな接続に対応しており、セキュアかつ安定したアクセスを実現する。

  • Smart Cyber Security 閉域網サービスの概要

「Smart Cyber Security」は3つのサービスが用意されている。「Smart Cyber Security 月額サービス [L3ギャランティアクセス(東西イーサワイド)]1M ~100M」は帯域を確保するアクセス回線で、本社など重要拠点のネットワークや音声・映像などリアルタイム性が高い通信に適している。価格(税別)は8万円から/月・回線。

「Smart Cyber Security 月額サービス [L3ベストエフォートアクセス(フレッツ別契 PPPoEタイプ)]」はNTT東日本・西日本の提供するフレッツ光を足回りに利用したコストメリットのあるエントリー型VPNサービス。小規模な拠点の通信に適したサービスで、価格(税別)は54000円/月・回線。

「Smart Cyber Security 月額サービス [ダイレクトクラウド接続 for AWS(ギャランティ)] 50M ~500M」はインターネットを介さず「アマゾン ウェブ サービス(AWS)」にセキュアな接続が可能となるサービスで、価格(税別)は月額21万5000円からとなっている。