本連載では、「よく使うけど忘れやすいMicrosoft Officeの操作」をキーワードに、Officeアプリケーションの基本操作や各種機能の使い方を解説していきます。今回は、日付を入力したセルに曜日を付ける方法を確認していきます。手動で「(月)」などと入力してしまうと、連続データで書式をコピーした際に曜日の記述は変わりません。「セルの書式設定」画面から曜日の設定を行いましょう。

本連載は、記事執筆時点で最新の状態にアップデートしたMicrosoft Office 2016をもとに制作しています

「セルの書式設定」画面から操作する

「日付」の書式設定で日付を入力したセル(たとえば「2018/6/1」など)に曜日も付けたい場合、直接セルに入力するのはオススメできません。「セルの書式設定」画面を表示して曜日が表示されるように設定を行いましょう。入力した日の曜日がわからなくても自動的に入力されるので便利です。

  • 日付を入力しているセルをクリックして選択したら、「ホーム」タブのリボンにある「書式」アイコンをクリックして「セルの書式設定」を選択します

  • 「セルの書式設定」画面が表示されたら、「表示形式」タブにある「分類」欄から「ユーザー定義」をクリックして選択します

  • 「ユーザー定義」画面の「種類」欄から「yyyy/m/d」項目をクリックして選択します

  • 「種類」欄上部の入力欄に「yyyy/m/d」が表示されるので、その後に「(aaa)」と入力して「yyyy/m/d(aaa)」にし、「OK」ボタンをクリックします

  • 日付の後に「(金)」と曜日が入力されました。入力してある日付の曜日が自動で入力されるので調べるテマも省けます

  • 日付と曜日を入力したセルの右下にあるフィルハンドルをクリックして下にドラッグし、書式をコピーしてみます

  • 日付と曜日が連続データとしてコピーされました。ちなみに、日付の後に手動で「(金)」と入力した場合は、書式をコピーするとすべて「(金)」になってしまいます

  • 「セルの書式設定」画面の「表示形式」→「ユーザー定義」で曜日の追加を設定する際に。「(aaaa)」とaを4つにして入力してみましょう

  • 「(aaaa)」で設定した場合は、「(金)」ではなく「(金曜日)」という表記になります。好みに応じて使い分けましょう

日付のセルを参照して別のセルに曜日を入力

日付を入力したセルはそのままで、その隣のセルに曜日を入力したいという場合は「TEXT」関数を使うのが便利です。参照したセルの日付の曜日を自動で入力できるので試してみましょう。

  • 日付を入力したセルの隣のセル(画面では「B1」)を選択して、数式バーに「=TEXT(」と入力して日付のセル(画面では「A1」)をクリックします

  • 数式バーが「=TEXT(A1」になるので、続けて「,"aaa")」と入力して「=TEXT(A1,"aaa")」という数式を完成させ、[Enter]キーを押して確定します

  • 「B1」セルに「A1」セルに入力されている日付の曜日が自動入力されました

  • 曜日の書式を変更することもできます。たとえば数式に「=TEXT(A1,"dddd")」と入力すれば、英語の曜日表記(画面では「Friday」)で入力できます。「=TEXT(A1,"aaaa")」ならば「金曜日」になります