グーグルの写真管理アプリ「Googleフォト」のiOS版に、iPhoneのポートレートモードで撮影した写真のボケの表現やピント位置を変更する機能が追加されました。iOSの写真アプリでのボケ変更はiPhone XS/XS Maxのみ可能ですが、GoogleフォトならばiPhone 8などの旧iPhoneでも対応するのがポイントです。さらに、被写体の背景をモノクロにする「カラーポップ」のフィルターも新たに追加。ポートレートモードでの撮影がより楽しくなりそうです。

ボケの変更機能は、写真を選んで拡大表示した状態で、中央下の調整ボタンを2回タップすると現れる「奥行き」のゲージで調整できます。写真をタップすれば、その場所にピント位置を変更可能。ゲージの右端にある矢印ボタンをタップすれば、前景をぼかすこともできます。

  • 中央下の調整ボタンを1回タップすると、フィルターの機能が呼び出せる

  • さらに調整ボタンをもう1回タップすれば、「奥行き」のゲージが現れる

  • 手前の花にピントを合わせ、背景を大きくぼかしたところ

  • ゲージの右端にある矢印ボタンをタップすると、前景ぼかしのゲージが登場。背景にピントを合わせ、手前の花をぼかすことも可能

さらに、フィルター機能に加わった「カラーポップ」を適用すれば、背景をモノクロにして被写体を浮かび上がらせる処理がいとも簡単にできます。画面をタップすれば、色を残す領域を自由に変更可能です。

  • 「カラーポップ」のフィルターが追加された

  • このように、手前の花以外をモノクロにする処理が一発でできる