富士通は10月31日、同社製ノートPC向けバッテリ充電制御機能のアップデートを、Windows Updateを通じて対象者に配信すると発表した。

2010年から2016年にかけ販売された富士通製ノートPCの一部では、搭載バッテリの消耗により内圧が上昇して発火する可能性がある。このため、富士通は対象バッテリの交換・回収を進めるとともに、バッテリの消耗に合わせて充電電圧を制御する「バッテリ充電制御機能」のアップデートツールを同社Webサイトで提供してきた。

  • アップデート対象のPCに表示される告知の例

同社によると、既に交換・回収している対象バッテリ以外でも、発生率は低いものの発火事故が発生しているという。対策としてバッテリの内圧上昇を抑制することが効果的であることが判明しているといい、「バッテリ充電制御機能」のアップデートを11月上旬からWindows Updateを通じて提供開始する。

対象ノートPCは約1,712万台。アップデート対象のPCには、「バッテリ充電制御アップデートツール」などと書かれた画面が表示される。同社は該当画面が表示された場合は「開始する」を選択し、アップデートを適用するよう呼びかけている。