「簡単設定」からワンキーで実行する

Windows 10は従来のSnapping Toolsを段階的に廃止し、「切り取り領域とスケッチ」という新たなスクリーンショット作成機能を追加した。こちらは「Win」+「Shift」+「S」キーや、クイックアクションから呼び出せる。

普段からスクリーンショット作成に手間取ることがあれば、本機能は有益である。だが、ショートカットキー1つ取っても、3つのキーを同時に押す必要があるため、決して容易とは言い難(がた)い。そこで紹介したいのが、以下の設定だ。

  • 「設定」の「簡単操作/キーボード」に並ぶ「プリントスクリーンのショートカット」のスイッチをクリック/タップしてオンに切り替える

一見すると「PrtSc(Print Screen)」キーを押せば、切り取り領域とスケッチが起動するように見えるが、有効になるまで数秒の遅延が発生するケースや、そもそも機能を呼び出せない場面が見受けられた。

  • 設定後は「PrtSc」キー1つで、切り取り領域とスケッチを呼び出せる

その際はWindow 10に再サインインすることで、標準のショートカットキーと同じく、スムーズに切り取り領域とスケッチが起動する。デスクトップ全体をクリップボードにコピーする「Win」+「PrtSc」キーと合わせて活用するとスクリーンショットに関する操作は便利になるだろう。

阿久津良和(Cactus)