Microsoftは米国時間2018年10月25日、同社公式ブログでMicrosoft Azureをコマンドラインから操作するAzure Cloud Shellが一般提供版に達したことを紹介している。Azure Cloud Shellは2017年9月にパブリックプレビュー版を公開し、PowerShell CoreやBashとの連携などコミュニティのフィードバックを受けながら完成に至っている

  • 左上のドロップダウンリストから使用する言語(PowerShell Core or Bash)を選択できる

    左上のドロップダウンリストから使用する言語(PowerShell Core or Bash)を選択できる

Microsoftの説明によればGA版はパフォーマンスの改善を図り、起動スピードはBashと同等のUX(ユーザー体験)を提供可能となった。Azureユーザー、AzureポータルやAzureモバイルアプリケーション、Visual Studio Codeの拡張機能であるAzure Accountなど、複数のアクセスポイントからAzure Cloud Shellを利用できる。また、同社はPowerShell Core用のAzure Active Directoryモジュールを使用することでAzureリソースを一環した方法で管理できると述べている。

さらにAzure VM Remotingコマンドレットを使用すると、sshおよびwsmanプロトコル経由でLinux VM(仮想マシン)やWindows VMでPowerShell Remotingを有効にし、タスクの自動化など多様な操作が可能になるという。なお、Azure Cloud Shellを使用するにはAzure Files Storageの契約が必要だ。