米Microsoftは10月24日 (現地時間)、2019年度第1四半期 (2018年7月〜9月) 決算を発表した。クラウドサービスが好調を維持したことに加えて、ビジネス需要が好調に推移、またSurfaceやゲームの伸びによって売上高・利益ともにアナリストの予測を上回った。

9月期の売上高は291億ドルで、前年同期比19%増。純利益は同34%増となる88億ドルで、1株利益は1.14ドルだった。以下は部門別の売上高。

More Personal Computing

売上高107億5000万ドルで前年同期比15%増だった。WindowsはOEM Proが8%増だったのに対して、OEM non-Proが5%減。ビジネス市場の需要が強い追い風になった一方で、エントリー帯の不振でOEM non-ProはコンシューマPC市場の数字を下回る落ち込みだった。

デバイスは、7月に「Surface Go」が加わったSurfaceファミリーの売上高が前年同期比14%増だった。Xboxハードウェアは94%増。昨年は年末の「Xbox One X」発売が間近というタイミングで9月期の売上高が低調だったため、今年は大きな伸びになった。ゲーム全体の売上高は前年同期比44%増だった。サードパーティのタイトルが好調で、Xboxソフトウエアおよびサービスの売上高が36%増だった。Xbox Liveの月間アクティブユーザー数は8%増加した。

Productivity and Business Processes

売上高97億7000万ドルで前年同期比19%増だった。コマーシャル向けOffice製品/クラウドサービスの売上高が17%増。Office 365のコマーシャルシート数が29%増加し、売上高が36%増だった。コンシューマ向けOffice製品/クラウドサービスの売上高は16%増。6月末時点のコンシューマ向けOffice 365の契約者数は3250万人、前期から90万人の増加だ。

Intelligent Cloud

売上高85億7000万ドルで前年同期比24%増だった。サーバー製品およびクラウドサービスは売上高28%増。Azureが76%増、サーバー製品が10%増だった。