Opensource.comは2018年4月3日(米国時間)、「10 fundamental commands for new Linux users|Opensource.com」において、Linux初心者がCLIを扱うために知っておく必要があるコマンドとショートカットキーを紹介した。LinuxのCLIはWindowsやMacのUI/UXと異なっており、最低限コマンドの扱い方を知っておく必要がある。

紹介されているコマンドおよびショートカットキーは次のとおり。

  • ls - ファイルやディレクトリを一覧表示するコマンド
  • cd - ディレクトリを移動するコマンド
  • mv - ファイルのパスを変更するコマンド
  • mkdir - ディレクトリを作成するコマンド
  • at - 時刻を指定してコマンドを実行するコマンド
  • rmdir - ディレクトリを削除するコマンド
  • rm - ファイルやディレクトリを削除するコマンド
  • touch - 空ファイルを作成する方法
  • locate - ファイルを探すコマンド
ショートカットキー 内容
CTRL+K カーソルから行末までをカット
CTRL+Y テキストをペースト
CTRL+E カーソルを行末へ移動
CTRL+A カーソルを行頭へ移動
ALT+F カーソルを次のスペースへ移動
ALT+B カーソルをひとつ前のスペースへ移動
ALT+Backspace ひとつ前の単語を削除
CTRL+W カーソル以降の単語を削除
Shift+Insert ターミナルへテキストをペースト
Ctrl+D ログアウト

記事では、Linuxにはこれ以外にも多くの便利なコマンドがあるが、ここで取り上げたコマンドは特に重要であり、Linuxを使い出す最初のタイミングで知るべき必要があるものと説明している。

  • locateコマンドの実行例 Ubuntu 16.04

    locateコマンドの実行例 Ubuntu 16.04

Windows 10で複数のLinuxが利用できるようになったことで、これまでWindowsしか使ってこなかったユーザーも手軽にLinuxを利用できる状況になっている。今後、Windows 10で利用できるようになるLinuxディストリビューションはさらに増えることが予測され、Linuxの利用はますます進むと見られる。