マイナビは3月26日、「マイナビ 大学生低学年のキャリア意識調査」の結果を発表した。同調査は、大学1、2年生に対し現時点のキャリア観やキャリア教育について初めて調査したもの。調査期間は2018年2月14~21日、有効回答は18歳~20歳の大学1、2年生1,059人。

16.8%がインターンシップ参加経験あり

将来やりたい仕事について尋ねたところ、約4人に3人に当たる74.7%が「自分のやりたい仕事について何らかのイメージを持っている」と回答。ただし、半数以上の54.9%は「ぼんやりとしたイメージ」と答えており、低学年次に明確なビジョンをもつ学生は少ないといえる。

  • 自分がやりたい仕事について何らかのイメージがある割合

仕事を考えるとき、影響を受けていると思うことを聞くと、「大学職員・教授の話(授業含む)」が最も多く37.7%。以下、「インターネット上の情報」が31.4%、「両親の話」が30.0%と続いた。

中学・高校で、仕事について考えるような授業や特別教室、イベントの経験がある学生は73.8%。具体的には、「特別な講演(学校の先生以外の人が来て話をする)」が43.7%、「職場体験・インターンシップ」が38.4%などとなった。一方、大学の専攻を選ぶ際、「高校生のとき、特にやりたい仕事はなかった」と答えた学生は38.2%を占めた。

大学でキャリアに関する授業やガイダンスを受けた経験がある学生は半数未満の47.0%。それに対して、今後1、2年生向けのガイダンス等が実施される場合、「参加したい」と答えた学生は81.8%に達した。

インターンシップに参加したことがある学生は16.8%にとどまったものの、「今後参加したい、やってみたい」と回答した学生は81.3%に上った。