BIGLOBEは3月27日、長時間労働対策や副業をはじめとする「働き方改革に関する意識調査」の結果を発表した。調査期間は2018年3月7~9日、有効回答はスマートフォンを所有する20~50代の社会人800人。

導入してほしい制度、1位「休日・休暇取得ルール改善」

働き方改革で既に導入されている制度を調べたところ、ノー残業デーや週40時間労働上限などを対象とした「長時間労働対策」が38.6%で最多。以下、「育児・介護と両立しやすい環境づくり」が37.0%、「フレックス制」が32.1%と続いた。一方、最も導入率が低かったのは「副業・兼業の許容」で11.8%にとどまった。

未導入者を対象に働き方改革で実施してほしい制度を聞くと、「導入してほしい」「どちらかというと導入してほしい」の合計が最も多かったのは「休日・休暇取得ルール改善」で90.8%。次いで「育児・介護と両立しやすい環境づくり」が90.1%、「副業・兼業の許容」が87.1%となった。

  • 働き方改革で実施してほしい施策(未導入の場合のみ回答)

働き方改革で導入してほしい制度を性年代別にみると、「副業・兼業の許容」は40代男性が93.6%でトップ。「長時間労働対策」は20代男性が94.5%、20代女性が93.1%と、若年層において長時間労働に対する懸念が高いことがわかった。

「育児・介護と両立しやすい環境づくり」は20代女性(96.6%)と30代女性(93.5%)を中心に全体的に高かったのに対し、50代男性は80.0%と他の性年代層と比べてかなり低い結果となった。