去る2月25日、関東厄除け三大師として知られる川崎大師(神奈川県川崎市)にて、「痛車・痛バイク 交通安全祈願2018」なる催しが開かれた。イベントのサブタイトルは、「~この素晴らしい痛車・痛バイクに祝福を! 俺の嫁と一緒に川崎大師で交通安全祈願! 2018年も仲良くね! お幸せに! ~」。痛車のイベントは数あれど、みんなで交通安全祈願をしようという取り組みは聞いたことがない。サブタイトルからもかなりの熱量が感じられる。ということで、交通安全祈願がてら潜入取材を試みた。

  • 交通安全祈祷殿と痛車・痛バイクの邂逅

60台以上もの痛車・痛バイクが全国各地から集合!

同イベントを企画・運営したのは、日本初のインターネット中古車ライブオークション事業を展開するカープライス。今回が初開催のイベントとのことだが、会場となる川崎大師の自動車交通安全祈祷殿には、全国各地から痛車や痛バイク、さらには痛チャリまでもが集結していた。

  • イベントが行われていることを知らずに交通安全祈願で訪れた参拝客の人たちも思わず3度見する光景

参加車両が揃ったのち、オーナーさんたちはお堂の中へ入り身上安全祈願を行う。その後は、各々の愛車の横で一緒にお祓いを受けるという、毎日行われているご祈祷と同じ流れで交通安全祈願が進められる。

  • 高町なのはさん越しの祈祷殿を見る機会はそうそうないだろう

ご祈祷が終了し、隣の特設会場に車両を移動してからは、車両の展示とオーナーさん同士の交流タイムがスタート。この日はロシア人コスプレイヤーのサーシャさんも会場を訪れ、参加車両の中からお気に入りの1台をセレクトするという場面も。選ばれた車両のオーナーさんには特別賞が授与された。

  • アニメ『ガールズ&パンツァー』仕様の「トヨタ ダイナ ルートバン」をバックに

サーシャさんが選んだ1台は、隅から隅まで雪ミクで彩られた「スバル サンバーバン」。そのほかにも、オーナーさんとの絆が感じられる愛車たちがズラリと並び、初の試みとなった同イベントは盛況のうちに幕を閉じた。オフ会の新しいスタイルとして、同イベントが恒例化する日も近いかもしれない。