米Microsoftは2月1日 (現地時間)、Microsoft Officeの永続ライセンス版 (スタンドアロン版)の次期バージョン「Office 2019」に関する情報をアップデートし、サポート環境やサポート期間などを公表した。SAC (Semi-Annual Channel)のクライアントアプリがサポートするのはWindows 10のみ、Windows 7やWindows 8.1がサポート外になる。

新しいシステム環境は新機能を提供するだけではなく、セキュリティや生産性の向上をユーザーにもたらすことから、MicrosoftはユーザーのWindows 10への移行を促している。Office 2019のクライアントアプリのサポート環境は以下の3つ。

  • Windows 10 SAC (Semi-Annual Channel)リリース
  • Windows 10 Enterprise LTSC (Long-Term Servicing Channel) 2018
  • Windows Serverの次期LTSCリリース

導入方法はClick-to-Runのみ、MSインストーラ (MSI)では提供されない。Office Server製品についてはMSIの提供を継続する。

Microsoftはこれまで製品発売後から最低5年間のメインストリームサポートと、最低5年間の延長サポート (合計最低10年間)を提供していたが、Office 2019は延長サポートを約2年間に短縮する (メインストリームサポートは5年)。それによって2025年10月14日に延長サポートが終了する「Office 2016」と同じ時期にサポートライフサイクルが終了することになる。既存のOffice製品についてはサポート期間の変更はない。

Office 2019の開発は順調に進んでおり、2018年第2四半期にプレビュー版の提供を開始、2018年下半期に正式版の出荷を開始する。