米Microsoftは1月31日 (現地時間)、同社2018年度第2四半期 (2017年10月〜12月)決算を発表した。クラウド事業の成長持続に加えて、昨年ホリデーシーズンにPCやXboxの販売台数が伸び、売上高・利益ともにアナリストの予測を上回った。

12月期の売上高は289億2000万ドルで前年同期比12%増。純損益は63億ドルの損失だが、米国の税制改革に伴う一時的な費用を計上したための赤字だ。非GAAPベースでは前年同期比20%増になる75億ドルの純利益、1株利益は0.96ドル。以下は部門別の売上高。

More Personal Computing

売上高121億7000万ドルで前年同期比2%増だった。WindowsはOEM Proの売上高が11%増、OEM non-Proが5%減。IDCに分析によると、堅調な法人需要によって2017年のPCの世界出荷台数が前年比0.2%減にとどまり、ホリデーシーズンは6年ぶりに出荷台数が増加した。しかしながら、Microsoftによるとコンシューマ向けエントリー帯のPCが落ち込み、OEM non-Proは全体で減少となった。

デバイスは、Surfaceが前年同期比1%増だった。10月に「Surface Book 2 」を発表したが、大きな新製品の発表を春に済ませており、ホリデーシーズンは微増にとどまった。11月に「Xbox One X」を発売したXboxは同4%増だった。ゲーム事業の売上高は同8%増。Xbox Liveの月間アクティブユーザー数が7%増加し、5900万人になった。

Productivity and Business Processes

売上高89億5000万ドルで前年同期比25%増だった。コマーシャル向けOffice製品/クラウドサービスの売上高が10%増。Office 365のコマーシャルシート数が30%増加し、売上高が41%増だった。コンシューマ向けOffice製品/クラウドサービスの売上高は12%増。3月末時点のコンシューマ向けOffice 365の契約者数は2920万人、前期から220万人の増加だ。

Intelligent Cloud

売上高78億ドルで前年同期比15%増だった。サーバー製品およびクラウドプラットフォームは売上高18%増。Azureが98%増だった。サーバー製品は5%増。